ギョ


 日本の盛衰を歴史の教科書を読むがごとく感じる今日このごろですが、なんというか、このルサンチマンでもない複雑な感情の答えは、伊藤潤二の『ギョ』に描いてあった。
 複雑に見えるモノの構造は単純なものであると。
 このことは経済にも言えるらしく、結局、みんなが共有して使えるものって、宗教以上に、幼稚で、単純でなければならないのかと、ただ、悲しくなった。


データ少佐

 新スタートレックデータ少佐のフィギュアが新しく発売されるとのこと。最近の『ピカード』だと、ポジトロニック・ブレインは奇跡の産物で、その研究も禁止されているみたいな感じになっていたんで、夢や希望が、ここでも搾取されていたかと、面倒くさい気持ちになった。
 まぁ、でも、シンギュラリティーみたいなバズワードが流行ったりしてもいるんで、そこへの批判か嘲りの気持ちもあるのかな。
 
 シンギュラリティーなんて来ない。


新型コロナはただの風邪か?


 最近、周囲にテレビばっかり見てると思しき人が多く、新型コロナについてまともに話せない状況で、まぁ、ちょっと頭が良さげな人でもウィルス干渉の知識がなかったり(マスクでインフルエンザを防げるのに新型コロナは防げないからただの風邪ではない説)するので、自分の冷静さを保つために今一度、調べてみた。
 未だに感染とPCR検査の陽性の違いがわかっていない報道がされていて、流石にこれはどうかと思っていたが、さらに調べると、のどや唾液にウィルスがあるということは、すでに感染している細胞が新たなウィルスを排出しているということらしいので、そこに錯誤はないみたいだ。実効再生産数がどうの集団免疫がどうのと調べたが、わかったのは[ただの風邪ではない]ってことかも。地球温暖化問題の時みたいに、いくら調べたところで興味がない人と変わらない結論に達しただけかも。でも、ただの風邪を調べたら、ただの風邪の方が恐ろしいのかもしれない。

歴史人口学で見た日本

 ちょっと足を伸ばして、東京都内で働いてみて、たったの3年。酷い有様にがっかりし、地元でアルバイトの方がまだ、楽しいだろうなと思っているところだが、東京が江戸の時代にはもはや、人減らしの役割を担っていたというのだから納得した。
 江戸時代には食料が足りなかったから人を減らさざるを得なかっただけだし、最近は増えすぎた誰かの収入を維持するために搾取は仕方がないのかも。

 


愛、おぼえていますか?

 ガンダムの第1話、“大地に立つ”は知っているけれども、“ブービートラップ”が第1話の作品を知らない人って、結構いるのだろうか?それらが流行ったとき、僕は小学生だった。ガンダムは面白かったが、マクロスはちゃんと見てなかったせいもあって、あまり惹かれなかった。で、“アオイホノオ”を読んで、マクロスを観てみようって思った人、結構、いるんじゃないかと。
 人生も終わろうとしている今、「ただの流行歌よ」って台詞、「私の勝ちね。あなたは所詮アイドルなのよ」としか聞こえないのは、ひねくれているのだろうか?当時、観ていたら、どう感じたか知りたい。

 

年収は「住むところ」で決まるのか?

 50歳手前で僕は迷走している、と思う。
 転職もしっくり行かず、今の職も3月一杯でやめようと思っている。なんにせよ、若者の仕事を奪うような、というか、下請けからの搾取で生きる様な自称イケてるお年寄りにはなりたくない。その前になれないか…
 ともかく、30歳過ぎまで定職につけず、ようやく10年以上続けられた仕事があったのに、何故、転職なんてしたのか?を、紐解くと、最後のひと押しをしてくれたのが、『年収は「住むところ」で決まる雇用とイノベーションの都市経済学』である。
 飽くまで最後のひと押しだから、これはちょっと試したいと思っただけである。

 でも、そっか、ちょっと試してみるって気持ち、あったなって。気分がすぐれなきゃ次にいけばいいや。 

 もちろん、搾取されてるんで、底辺の年収は上がらない。